インバウンド対策

(1) 外国人観光客への対応

訪日する外国人観光客からの評価を高め、集客に結び付けるためには、以下のような工夫をすることを検討しましょう。

① ピクトグラム(アイコン)を活用する

日本語がわからなくても、一目見るだけで直ぐに意味のわかるマーク(ピクトグラム、アイコン)で表示をすると効果的です。

交通標識や、トイレのマークなどのように、これがあれば日本人にとっても優しい環境につながります。

 

② 指さし会話シートや通訳アプリの利用

外国人との会話は非常にハードルが高いですが、自治体や観光協会などで「指さし会話シート」を作成していることがあります。

これは指をさすだけである程度の意思疎通ができるという便利なツールです。

また、スマートホンのアプリで会話を自動的に通訳してくれるものもありますので、活用すると便利です。

ただし、事前によく使うような言葉は調べて自分の口で伝えましょう。

 

③ 翻訳アプリで簡単に他国言語化

商品やサービスの説明をする際に、英語など多言語での表記をすることは理想的ですが、

手間がかかることと、正しい表記ができないとためらう方も少なくありません。

パソコンやスマートホンの自動翻訳をしてくれるソフトやアプリを活用することも心がけましょう。

 

④ Wi-Fi環境の整備

旅行中の情報収集にスマートホンを活用するのは当たり前になっています。

最近はルーターなどのWI-Fi機器も格安なものが流通していますので、

客室、体験場、観光施設などでも整備するようにしましょう。

泊まりに来る方がいたら部屋の壁にWi-Fi:IDやパスワードを事前に貼っておきましょう。

 

⑤ SNSでの情報伝達を狙う

訪問した外国人は、写真や動画などで風景や体験の様子などを、Facebookやツイッター、

インスタグラム、Youtubeなどで発信したがります。

自分の思い出としてだけではなく、人に伝えることで喜びや満足度を高めるためです。

これを活用して施設や体験の魅力を発信するように心がけましょう。

そのためには、写真や動画を撮りやすい環境にすること、ついどこにいるかわかるような

看板や目印を設置することがポイントです。

          料理体験の時はロゴ入りエプロンなど。

 

⑥ ハウスルールを活用する

ハウスルールとは、宿泊者に守ってもらいたい「決まりごと」のことです。

例えば立ち入ってもらいたくない場所や使ってもらいたくないもの、持ち帰ってはいけないものなどを明記しておくことです。

外国人の方をお客様扱いしてしまい、しっかりと伝えられないでいると、思わぬトラブルになることもあります。

民泊は旅館やホテルではありません。 「決まりごと」の伝え不足は避けましょう。

宿泊先にとっても生活をする「住居」になりますので、守ってもらいたいルールは明確にしておいた方がよいでしょう。

特に重要なのは、喫煙について、入浴について、ゴミの捨て方など。

そして近隣の住居に対しては「外で大声で騒がないこと」「静かにしてほしい時間」などについても伝えておかないと住民トラブルに発展することもあります。

農泊を希望する外国人の多くは、日本人の文化交流を通して異文化生活を経験したいのです。

そのため、普段家族で守っているルールを伝えることは決して嫌がられることばかりではありません。

思い切って伝えることで、それが喜ばれることもあります。